住宅ローンは、借り換えたほうがいい?

借り換えローンのメインターゲットは比較的流動性のある個人客の住宅ローンのようだ。

 

だから住宅ローンを抱えている人は借り換えローンの利用を考えた方が良いかもしれない。

 

バブルの頃に不動産を買った人は買った不動産の価格もでかいし金利も高い。

 

なので未だに払っている人も多いはずだ。

 

それ以降に借りた人も金利は多少低くなったモノの20年ローンとか35年ローンだとまだまだ元金が減っていないはず。

 

住宅ローンとなると借入金額が数千万円と大きいから金利が1%違うだけで支払総額は何百万と違ってくる。

 

製造業の前途が怪しくなってきた昨今だからこのお金の差はでかいはず。

 

検討だけでもしてみる価値はあるはずだ。

 


先が見えない今だからこそ。

住宅ローンには最初は返済額が小さくて数年後から急に返済額が増えるタイプのローンが結構ある。

 

アメリカで破綻したサブプライムローンというのも実はこのタイプのローンだった。

 

このローン実は人間の甘い見通しを前提に成り立っている。

 

つまり「数年後には収入がもっと増えているはずだ」という考えが前提だったわけだ。

 

アメリカのサブプライムローンの場合は住宅の資産価値がどんどん上がっている最中だったので支払いに困っても住宅を売り飛ばせば儲かるはずだった。

 

日本の住宅ローンの場合は借り手がサラリーマンで年功序列で収入がだんだん増える事が前提だった。

 

なので

  • 7年目から返済額が増えます。

     

  • 11年目から返済額が増えます
という形に返済プランができていたりする。

 

ところがアメリカの金融破綻によって輸出に頼る製造業の衰えがハッキリしてしまった今自然に収入が増えるという事は期待できなくなった。

 

輸出で稼いできた日本のビジネスモデルはもはや怪しくなった。

 

これからはもう年功序列的な賃上げは徐々に消えていくはずだ。

 

となると今抱えているローンをすべて考え直し借り換えられるなら借り換えてさっさと返してしまう事が得策だ。


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