精神依存と身体依存
依存症とは特定の行為をやめようとしてものめり込んで止められないと言う病気だ。
依存症を大きく分けると「精神依存」と「身体依存」になる。
精神依存というのはあるモノが欲しくて欲しくて我慢できなくなる状態のことをいう。
パチンコ依存症だとパチンコ屋に行きたくて行きたくてもうどうしようもないって言う状態になる。
買い物依存症だととにかく買い物に行きたくて行きたくてどうしようもない状態になる。
アルコール依存症だととにかくお酒が飲みたくて飲みたくて飲まずにはおれなくなる。
日常生活の中で考える事というとパチンコや買い物やお酒の事ばかりになり他の事は常に2の次3の次になる。
そしてやがてはパチンコや買い物やお酒のために仕事を休むようになったり盗みをはたらいたり手段を選ばないくらいにひどくなっていく。
それらがなければ生きていけないような状態になるわけだ。
一方身体依存というのはのめり込んだ状態にいないと身体に影響が出てくると言う状態だ。
俗に「禁断症状」と言うのが出るのが身体依存だ。
- けいれんを起こす
- 不眠になる
- イライラする
依存症患者に良くある事
依存症に陥っていると執着が異常に強くなる。
それがなければもはや生きていけないようなそんな気分になる。
そして残念ながら放っておけばどんどんひどくなる。
自然治癒がなかなか難しいのが依存症という病気なのだ。
ところが依存症の患者はえてして自分が依存症だと認めない。
何かにつけて「自分は大丈夫だ」と思っている。
パチンコばかりしていても大丈夫。
必要であればパチンコなどいつでも止められる。
買い物ばかりしていても大丈夫必要であれば買い物などいつでも止められる。
借金に頼った生活をしていても大丈夫。
必要であればいつでも借金など止められる。
そう思っているのだが実はやめられなくなっている。
これがつまり依存症というヤツだ。
自分一人では克服できない病。
だからこそ独り者にとっては辛い病気という事になる。